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アラキドン酸がミルクに配合され始めたのはいつ頃?

DHAが赤ちゃんの脳の発達にいいとして知られていますが、DHA「ドコサヘキサエン酸」以外にも赤ちゃんの脳の発達に重要な要素を持った物質があるという事がわかってきました。
それがアラキドン酸です。
不飽和脂肪酸の一種であり、脳の脂質のうち10%以上を占めている物質で、脳細胞が情報伝達をする際に信号のやり取りをするために重要な物質なのです。

近年の研究において、アラキドン酸がDHAをサポートし赤ちゃんの脳の発達、脳細胞の新生をするための細胞分裂を促進しているという事がわかってきました。
生まれてから3歳くらいまでの期間は脳が爆発的に成長し、大人の90%くらいの重さまで発達します。
この際、神経新生を起こすスイッチ的役割を果たすのがアラキドン酸という事がわかってきたのです。
アラキドン酸は母乳に多く含まれていることも判明しています。

アメリカではこうした研究成果を受けて、早い段階からアラキドン酸を粉ミルクへ配合してきました。
2007年にはコーデックス委員会(FAOとWHOの設置による)では、DHAと共にアラキドン酸を同濃度配合するという規格を推奨することを発表し、それに伴い欧米諸国ではアラキドン酸配合のミルクを販売するようになったのです。
日本では1980年代から少量、ミルクに配合していましたが、母乳と同じくらいのアラキドン酸配合量のミルクを販売するようになったのは、2012年くらいからです。

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